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インドネシア出張2(ジャカルタ) [海外雑記]

 我々を乗せた車はジャカルタ市内に入ると、ジャカルタ市内の渋滞.jpgところどころで渋滞に巻き込まれた。『ジャカルタは相変わらず渋滞がすごいですね。』とアントンさんに云うと、『ええ、相変わらず渋滞は解消されません。何しろジャカルタでは、1日車が200台、バイクが900台づつ増えています。今年中に道路の総面積より、車両の総面積が上回ると聞いています。』『え~、それはすごい』とS君。アントンさんが続ける、『渋滞を解消させるため、three in oneと云うルールを作ったんです。午前7時から10時まで、午後4時から7時の通勤時間帯は、車に3人以上乗っていないとジャカルタ市内に入れない。』ジョッキー.jpg『それで、効果は有ったのですか?』とS君。『全く効果は出ませんでした。』とアントンさんが答えたので、『え、何故ですか?』と私は聞いた。『新手の商売が出てきたのです。ジョッキーと云う人達で、規制される道路の入り口で待ち構え、人数が3人いない車に、お金を貰って乗込む商売です。』と云ってアントンさんが眉をしかめた。

 私たちがジャカルタ市内のホテルに到着したのは、午後6時半頃だった。車がホテルのゲートを通過し正面玄関に向かう途中、突然銃を持った制服姿の男数人が車を停止させた。一人の男が棒の先に付いた犬と共に警備に当たる警備員.jpg測定器らしき物を車の下に入れ調べだした。同時に他の男が運転手に指示してトランクルームを開けさせ中を調べている。『何でしょうか?』とアントンさんに聞くと、『爆発物のチェックです。2005年に起きたバリ島爆弾テロ事件から、一流ホテルのチェックが厳しくなりました。このホテルは5星の国際ホテルですからチェックが厳しいのです。』と説明してくれた。確認が済むと車は正面玄関に横付けされたが、ここでもトランクから下ろされた我々の荷物が、空港と同じⅩ線検査にかけられてから渡されたのには驚いた。5星ホテル.JPG

 ホテルのロビーは広く、天井には大きなシャンデリアが下がっている。フロントの受付嬢もよく教育されており、流暢な英語でてきぱきとチェックインの処理をしてくれる。私はアントンさんに、『さすが5星ですね。でももっと安いホテルでよかったのですけど。』と云うと、『このぐらいのホテルで無いと安全が保てません。』との答えを聞いて、今はインドネシアもかなり危険で有ることを理解した...

(追記)私事で暫く日本を留守にします。その間記事は予約投稿で掲載させて頂きますが、頂いたNice、コメントには返信できないのでお許しください。


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