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マレーシア出張(ペナン2) [海外雑記]

 その日は、午前中Bさん、Yさんの会社で打合せ後、キャンティーン.JPG午後は1時間ほど離れた別会社を訪問する事になっていた。Bさんが、『昼食は、途中のキャンティーンでとりましょう。』と提案してきたので、私は、『ええ、そうしましょう。』と賛成した。キャンティーンとは、同じ場所に色々な料理屋(屋台に近い)が並んだローカル食堂で、見た目はけして清潔ではないが、ホテルのレストランなどで食べるより安くてしかも旨い。私たちはキャンティーンに入り、それぞれ好きな料理を注文した。私はきしめんに似た麺を卵と海老、チャー・クイ・ティオの店(提供 inrockuptible).jpg貝や野菜を入れて甘辛く炒めた焼きそば風料理“チャークイティオ”を頼んだ。値段は8RM(約200円)だったが、ホテルで食べれば40R(約1000円)もする。

 食事を済ませた後、ペナン島から北へ40Km走ったスンガイペタニにある会社を訪問し打合せを行なった。しかしここでも、ローカルの人達と話すたびに震災に付いて質問され、私はその説明をすることになった。ただ、やはりここの人達も異口同音に、チャー・クイ・ティオ(提供 inrockuptible).jpg日本人の規律の正しさマナーの良さに驚嘆したと感想を述べてくれ、私は一日本人として嬉しく、且つ誇りを感じるのを覚えた。

 午後4時ごろ、私たちはスンガイペタニの会社を出て、KLに移動すべくペナン空港に向かった。空港に向かう途中、突然日本の上司から緊急の電話が入り、『震災直後のため、出張中の全社員は即出張を取止め帰国して欲しい。』との指示を受け取った。スンガイペタニ.JPG私は了解した旨を伝えた後、折り返し日本に電話して帰国フライトの手配を行なった。その後、これから訪問する予定のKL及びインドネシアにある会社に連絡を取り状況を伝えた。しかしその間も、何のために被災した日本を離れ、無理してマレーシアまで出張して来たのかと云う思いが、私の頭の中を駆け巡っていた...


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