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韓国出張 [海外雑記]

 先々週仕事で久しぶりに韓国を訪問した。成田発9:50分の便に搭乗し、ソウル.jpg12:40分ソウル仁川空港に到着。以前、韓国は数回訪れた事があるが釜山が多く、仁川空港に降りたのは初めてである。仁川空港は永宋島と龍遊島の間にあった干潟を埋め立てて作ったアジア最大級のハブ空港であり、ソウル市内には車で60分程度離れている。

 飛行機到着後、同僚のI君と飛行機を降りた所で落ち合い、イミグレ、税関を通って到着ゲートに出た。仁川国際空港到着ロビー.jpg到着ゲートでは取引先の金さんが私達をピックアップしてくれるはずだったので、手に手に名前や社名を掲げてピックアップに来ている人々をゆっくりと見ながら、私達の名前が無いか探して歩いた。しかしそれらしき人が見当たらず、私は、『遅れているのかも知れないね、少し待とうか。』とI君に云った。するとI君が、『遅刻ですかね、もう一度見てきます。』と云って再びピックアップに来ている人達を見に戻って行った。

 暫くするとI君が背広姿の人と共に戻って来て、『いました、向こう側に会社の名前を書いた紙を持って立っていました。』と云って金さんを紹介してくれた。仁川国際空港高速道路.jpgさんは若手の営業マンで日本語が堪能だ。後で聞いたら日本の大学に留学していたとのこと。金さんの後に付いて駐車場まで行くと黒のべリスタが運転手と共に待っていた。我々は早々に車に乗り込み、金さんの会社へと向かった。

 途中金さんが、『少し遅いですけど、美味しい泥鰌鍋の店があるので昼食にしましょう』と云って運転手に韓国語で何か話した。暫くすると車が止まり私達は泥鰌鍋の店に入って遅い昼食を食べることになった。

泥鰌鍋.JPG金さんが、『泥鰌鍋は韓国語で“チュオタン”と云います。韓国味噌と唐辛子、胡椒と山椒を入れたスープに泥鰌を入れ、ごぼうや韮と一緒に煮込んだものです。』と説明してくれた。私はぐつぐつ煮えている鍋から、直接箸で具を小皿に取り口に運んだ。

旨い!! 見た目が辛そうなので覚悟していたが、ほどよい辛味でコクがある。何度か具を取り口に運んだが、どうも泥鰌らしきものがない。おかしいと思い、今度はスプーンで鍋から具をすくって小皿に盛ったが、やはり泥鰌はいない。『泥鰌がいませんが、解けたんですかね?』と金さんに聞くと、『ああ、泥鰌はすり潰して入っています。』ペチュギムチ.jpgと答えが返ってきた。『そうなんですか、日本の柳川鍋は泥鰌がまるごと入っています。』と云うと、『泥鰌まるごとですか!!』と金さん。顔を見ると明らかに嫌だなと云う表情をしている。

 私は少し麦が入ったご飯と、テーブルに置かれたおかわり自由のいく種類のキムチ、サービスだと云って出てきた泥鰌の天婦羅を食べ“マシソスムニダ”“カムサミダ”と金さんにお礼を云った。

*続く


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