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懐かしきベルギー (ドイツ ケルン) [海外雑記]

   『ベルギーは、見る所がずいぶんありますね。ケルン.jpgドイツはどうですか?』とふたたびM君が聞いてきたので、私は思い出すようにドイツについて語り始めた。  

 『オフィスがあるケルンは毎週のように行きましたが、ケルン以外では、デュッセルドルフやフランクフルトにも何度か行きました。残念ですが、ドイツは第二次世界大戦で主要な都市は破壊されましたから、あまり古い建造物は残っていません。』アーヘン.jpg

 『ブリュッセルからケルンに行くには、まず高速道路E40をリエージェ目指して走ります。リエージェからはドイツの国境を越え、アーヘンを経由してケルンへ向かいます。高速はE40だけしか使わないので、ナビが無くてもほとんど間違わずに行けるんですけど、1度だけ間違えてアーヘンの街に入ってしまった事がありました。国境を越えて次はアーヘン、アーヘンと標識を追いかけているうちに、気づいたら高速を出て街の中に入っていました。ケルン大聖堂.jpg日本なら料金所があるのですけど、ドイツのアウトバーン(高速道路)は制限速度無し、料金無料ですからそんな事が起こるんですよ。』

『でも制限時速が無いのはいいですね。』とM君が云ったので、

『制限速度が無いと云いながら、ケルン大聖堂2.jpg場所によってはスピードを規制しているところもあります。』と答えてから話を続けた。

『オーデコロンはフランス語で“ケルンの水”と云う意味だそうで、ケルンはオーデコロン発祥の地なんです。第二次世界大戦でも崩れなかったケルン大聖堂があり、ゴシック様式の細長い塔が林立する様子は圧巻です。中はかなり暗く荘厳な雰囲気で、私が訪れたのが冬でし たから、とても寒かったのを覚えています。ただ残念ですが大聖堂は外壁が黒く変色して汚れていました。4711オーデコロン発祥の店.jpg建物は石灰石が使われているので、大気中の不純物や酸性雨によって変色してしまうのだそうで、そのため年間10臆をかけて修復しているそうです。現代人が出した汚染物による危機を、この大聖堂は自らの身を挺して警告しているのかも知れませんね...』


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