SSブログ

懐かしきベルギー続編(アントワープ) [海外雑記]

 『他にはどこがいいですか?』とM君。アントワープ市街.jpg

 『他には、ルーベンスとフランダースの犬で有名なベルギー第二の都市アントワープ、それにブルージェと並んで中世フランドルを代表する都市ゲントがいいですね。』

 『アントワープには、何回か行きましたけど、英語が結構通じるんですよ。ブリュッセルはフランス語圏で、ステンドグラス.jpgあまり英語通じませんけど、アントワープはオランダに近いのでオランダ語圏です。オランダもそうですけど、フランス語圏に比べると英語が通じましたね。アントワープはダイヤでも有名で、取引所や鑑定機関、ダイヤ専用の銀行なんかがあり、中央駅周辺はダイヤモンドを売る店がたくさんありました。ただ出張者がお土産で買うような値段ではありませんでしたけどね。』

 『それからアントワープには、ネーデルランド最大のゴシック教会ノートルダム大聖堂があります。中には有名な絵画が多くあり、大道芸人.jpgフランダースの犬のネロ少年が最後に見るルーベンスの絵“キリストの降架”や“キリスト昇架”もここにあります。感動のラストシーンの舞台ですね。』

『この教会のステンドグラスはすばらしく綺麗で、一見の価値がありますよ。またノートルダム大聖堂の前では、いつも大道芸人がいて訪れる人を楽しませてくれます。モニュメントの大道芸人は、瞬きもせずまったく動かないんですけど、コインを投げるとギョロっと目が動くんです。最初はビックリしました。』 フランダースの犬.jpg

 『最近、ベルギー赴任者から聞いた話ですけど、ノートルダム大聖堂の前に日本語で書かれた記念碑が出来たそうです。ベルギーの日本人会がフランダースの犬ネロ少年を記念して作ったそうですけど、石でできた低い記念碑で、観光客が記念碑とも知らず石の上に立って記念撮影をするそうです。そもそもベルギーではフランダースの犬そのものがあまり知られておらず、最近この記念碑にトラックがぶつかり、日本語で書かれた“友情の証”部分が壊れてしまったそうです。ベルギーやオランダは、日本と同じ立憲君主制ですから友情は苔のむすまで長く保ちたいですね...』


nice!(253)  コメント(24)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。